薬学男子の研究日々

研究室での生活や研究内容と大学生の日常など。

治験の事前検査に行ってきたのでレポート。

 

どうも、

先日、壁を飛び越えようとしたら派手に転んで痣だらけのsuzuです。

 

あの、よくドラマとかである左手だけで壁越えようとするやつです()

見事に転げ落ちました。

 

 

 

そんな話はさておき、

その転んだ日に治験の事前検査に行ってきました。

 

治験のことを知らない人とか、これから治験に参加しようと考えてる人に、

是非参考になれば幸いです。

 

 

◎目次 

 

 

 

治験とは?

まず、治験というのは何かというと、

治験(ちけん、Clinical trial)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、医薬品医療機器等法上の承認を得るために行われる臨床試験のことである。 元々は、「治療の臨床試験」の略であるという。

wikipedia:治験

 

簡単に言うと、人に使っても大丈夫かを調べる試験です。

 

臨床試験の前には、非臨床試験と言って、マウスやラットなどを用いて様々なことが調べられます。

その後、人を対象に「効能・効果」「安全性」等が調べられる治験が行われます。

 

治験は3つの段階に別れてて、

第1相・・・少人数の健康成人が対象

第2相・・・少人数の患者が対象

第3相・・・多数の患者が対象

となり、今回申し込んだ治験は、第1相でした。

 

こういう風に聞くと副作用など少し怖いイメージも沸きますが、

あらかじめ毒性量等は分かっているので、安全性はあります。

 

 

なぜ治験に参加?

これははっきり言ってお金です。

しかし治験=バイトではありません。

もらえるお金もバイト代ではなく、負担軽減費と言います。

 

金額は内容によってピンキリですが、

今回申し込んだ治験は、事前検査:3,000円、本試験:3泊4日×2回で140,000円

計143,000円でした。

 

ただ、事前検査で選ばれた人のみが本試験に参加できるので、必ず全額貰えるわけではありません。

 

 

お金のことばかり言うとやらしいので、一応もう一つの理由を言うと、

薬学生として一度、治験の現場を経験してみたいと思ったからです。

 

将来、薬の開発に就きたいと思っている自分としては、

治験の経験は財産になり、就職活動の際にもエピソードの一つになるというのと、

 

基本、治験参加中はベットの上で暇つぶしになるので、

研究のデータ整理でパソコンを使ってる自分には好都合かなという理由です。

 

実際のところ、治験はボランティアなので、

どんな理由であれ参加することに意義があります。

社会貢献度の高いアルバイトで副収入

 

事前検査の内容

まず、部屋に入ると用紙に個人情報等を書き、

治験担当医師による説明を10分ほど聞きます。

その後同意書にサインをし、検査に移ります。

 

今回行ったのは、

  • 身長、体重
  • 血圧
  • 採血
  • 心電図
  • 採尿

 流れ作業のように15分ほどで終わり、領収書に記入してお金を貰い、終了です。

 

待ち時間も含めて正味、2時間もかからなかったのでとてもスムーズでした。

 

しかし事前検査に向けては注意事項が多くあります

・検診3日前から検診終了まで以下の事項は禁止。
[カフェイン摂取、飲酒、喫煙]
・検診前日は十分な睡眠を取ってください。
・午前検診の方は、前日21時までに夕食を摂っていただき、それ以降は絶食です。
・午後検診の方は、当日8時までに軽めの朝食を摂っていただき、それ以降は絶食です。
※朝食は塩分、糖分、油分の少ないもの摂取してください。
※絶食中は水のみ可。お茶、アメ、ガム、ジュースなどもすべて厳禁です。
※検診時に尿検査がございますので、水分を多めに摂取して下さい。
・治験参加中は避妊厳守となります。

 

僕はタバコも吸わずお酒もあまり飲まないので比較的楽でしたが、

絶食中の水のみっていうのは意外ときつかったです。

 

これが意外とシビアで、

守らないと合格する確率が結構下がるらしいので、参加する人は気を付けてください。

 

まとめ

今回の事前検査には約10名の人が参加していて、

事前検査の日程は9回あったので約90名が参加。

 

本試験には約40名が進めるので、半数が不合格になる計算です。

 

けっこう厳しめだなあと思いますが、140,000円ほしいので、本試験に行けますように。。

 

合否は9月なので、分かり次第ブログにも書こうと思います!

 

 

 

本試験までに痣治るかな。。。(笑)