薬学男子の研究日々

研究室での生活や研究内容と大学生の日常など。

ついに…ついに…!

 

どうも、バイト中にお客さんから、

「サーファーの方ですか?」

と、聞かれたsuzuです。

 

 

もちろんサーフィンはおろか、海にさえ行ってませんが、、(笑)

 

紫外線の吸収が良すぎるんです。

 

 

 

さて、「研究日記」と謳って約一週間、

まったく研究の話を書きませんでしたが、

 

ついに…書きます!

 

 

本当は1記事目に書くべきだったんですけど、

長くなりそうで、めんどくさかったので後回しにしてました。

 

なるべく、すべての人が分かるように書いていこうと思います。

 

 

研究内容

これはずばり「iPS細胞」を用いた研究をしています!

 

豆知識として「i」が小文字なのはiPodのパクリです。

iPodのように広く普及してほしいという願いが込められてます。

 

 

その願い通り、今日では知らない人はいないと思います。

ですが、iPS細胞と聞いて多くの人が考えるのは、

移植手術のような医療の現場で使われるものだと思います。

 

 

しかし、iPS細胞は研究において、とても画期的なんです。

 

何が画期的なのかというと、iPS細胞が様々な細胞に分化する能力を持っていることです。

これを多能性といいます。

 

多能性があると何が良いのか。

 

例えば、脳に関する病気を調べたい時、

『患者さんの脳細胞を取ってくる』

なんて事は倫理的にも出来ません。

 

だかしかしbut!

iPS細胞を使えば脳細胞を作ることができます。

そしてその細胞を用いて薬剤を投与したりする事で研究をします。

 

要するに、直接見ることもできなかった疾患の原因を目の前で作り出し、研究する事が出来るんです!

これは、いま流行りの再生医療にもつながります。

 

僕はこんな感じで、難治性疾患の研究をしてます。

 

 

なぜiPS細胞を使った研究を選んだか

先述した通り、iPS細胞はこれまで研究されてこなかった病気を調べる事ができ、

新薬の開発に非常に役に立ちます。

 

 

これまで治らなかった病気が、そんな簡単に治るようになるのか、、

 

僕は治るようになると思います。

 

考えてみれば、数十年前に不治の病と言われた「結核」だって、

今では解決済みの病気です。

 

今後は再生医療オーダーメイド医療が主流になると思ってます。

 

 

僕がこの研究をしよう!と決めたきっかけになった話があって、

 

トカゲは尻尾を失っても再生しますが、

人間は手足を失っても再生することはありません。

 

ですが、人間にも再生能力は存在します。

転んで擦りむいた傷が、かさぶたとなりやがて元に戻ることも「再生」です。

 

重要な臓器である肝臓は、その3分の2が無くなっても元のサイズに戻ります。

 

 

このように、

『人間にも存在する、再生能力を新たな再生医療に活かせる』

ということに感化され、研究を始めました。

 

 

 

最後に

まだ夏休みですが、研究を再開しました。

凍結処理していたiPS細胞を起こしただけですが。

 

 

まだまだ学ぶことが多いし、論文も読んでいかないと、、

 

思うような結果もなかなか出ないのが研究です。

めんどくさいって思ってしまったら完全にモチベーションなくなるので、

上に書いたような理想を常に考えるのは大切だと思ってます。

 

また何か進展があったら報告します。

 

 

 

同じように研究してる人いないかな。。